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キャリー
「本部への連絡完了し・・・執務官!?どうしたんですか!?」
部屋に戻ってきたキャリーは少女を抱き抱えているアーサーを見つけ、焦った様子で駆け寄ってきた。
アーサー
「大丈夫だ、心配すんな。苦しそうだから出してやっただけだ」
キャリー
「はぁ・・・また勝手な事して・・・」
アーサー
「まぁいいじゃねえか。見た所普通の女の子だし・・・害はなさそうだ」
アーサーは裸の少女に自分の上着をかけるとキャリーに預け、ポケットからタバコを取り出し火をつけた。
フゥー・・・・
吐き出した紫煙を見つめアーサーは呟いた。
「長い夜になりそうだ」と。
その日の夜は雨と風が強い夜だった。
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