Episode-02:風と雨と雲と

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キャリー 「本部への連絡完了し・・・執務官!?どうしたんですか!?」 部屋に戻ってきたキャリーは少女を抱き抱えているアーサーを見つけ、焦った様子で駆け寄ってきた。 アーサー 「大丈夫だ、心配すんな。苦しそうだから出してやっただけだ」 キャリー 「はぁ・・・また勝手な事して・・・」 アーサー 「まぁいいじゃねえか。見た所普通の女の子だし・・・害はなさそうだ」 アーサーは裸の少女に自分の上着をかけるとキャリーに預け、ポケットからタバコを取り出し火をつけた。 フゥー・・・・ 吐き出した紫煙を見つめアーサーは呟いた。 「長い夜になりそうだ」と。 その日の夜は雨と風が強い夜だった。
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