Episode-02:風と雨と雲と

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数年後・・・・ 機動六課 隊舎内 中庭 天気は晴れ。 絶好のひなたぼっこ日和である。 そんな暖かい陽射しのなか二人の少女がいた。 一人はベンチに腰掛け、もう一人は草の上に寝転び気持ち良さそうに寝息をたてている。 「・・・ん」 寝ていた少女が突然目を覚ました。 「どうしたのレーナ?」 ベンチに座っていたほうの少女が問い掛ける。 レーナ 「夢をみてた・・・」 「なんの?」 レーナ 「・・・父さんと初めて会った日の夢」 「・・・」 レーナ 「ずっと暗いところに閉じ込められていて、そこから初めて出してくれたのが父さんだった。」 「・・・覚えてない」 レーナ 「そっか。ウィンディはまだ寝てたもんな」 笑いながらいうレーナ。 レーナ 「その時、意識が朦朧としてて、あたしもよく覚えてないんだけど・・・抱えてくれた父さんの腕の温もりはハッキリと覚えてるんだ」 ウィンディ 「そう・・・」
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