初恋

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「待てって!」 腕を掴んだまま貴方は怒ったように声をかける。 「てか、何が大丈夫やねん?全っ然意味わからん!…大丈夫やったら、なんで逃げんねん!?」 「………か…て……な。」 「へっ?」 「追い掛けて…くんな!」 私は貴方の方を向き声を絞り出した。 「もう、しんどいねん!一緒におんのが……」 貴方は目を見開いて、固まっている。…胸が痛い……。 幼なじみの私達はどこに行くのも、何をするのもいつも一緒で、隣に居るのが普通になってた。
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