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ラストの曲が流れ始める店内。
美紅は真っ直ぐ立ってられない程呑んでいた。
「今日、呑みすぎだろ??おいおい大丈夫か??」
心配そうに隣で支える社長を横目に美紅は
『やぁ~ん。社長ッ美紅は全ッ然、酔ってまっせ~ん♪』
と陽気にケラケラ笑いながら言う。
「ママごめんね。ちょっと飲ませ過ぎたみたい」
「大丈夫、大丈夫!社長さんタクシー呼ぶでしょ??」
「あ、そだね。じゃぁお願いします^^」
ママが電話をかけに行った隙に美紅の耳元で低音ボイスで囁くように発した。
「迎えに行くから、待ってなさいね」
そう言うと美紅は、満面の笑顔で頷いた。
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