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『もっしも~し。社長さん♪』
半ば自分自身でモチベーションを上げてるかのようだった。
「もぅ着いたか??今そっちへ向かってるけど、家どの辺り??」
『ん~とね、宮田病院から右はいってずぅ~っと真っ直ぐのとこ!分かるの~?」
「真っ直ぐ来ていいんだね?」
『ぅん。ぃぃよ♪で~3つめの信号機を右ね♪』
そう言い終わるとその場にぐったりとうなだれてしまった。
数分後。薄暗い街灯の中、遠くから一台の車が向かってきた。
眼の前に止まったタクシーから出てきたのは社長だった。
「おい大丈夫か??今日はこのまま帰った方が良さそうだな」
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