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―プロローグ―
時は満ちた。歳月を刻むにつれ、審判は近づいている。
ただいたずらに、運命に導かれ人々は抗えぬまま終わりを迎えるのだ。
善き者は永遠の生命を。
悪しき者には罪という断罪を。
始まりがあるのなら終わりがあるように全てが《救世主》により裁きを受け、真の幸福が待つ世界へ誘うだろう。
一年――、それが人々に与えられた残りの時間。
一度は死夜たる女神により、消えるはずだった生命の象徴たちよ。
残された時間を使い、導きに抗いたいのなら。
生という名の輝きを放つ未来の楔を止どめたいのなら。
終わりの始まりを防ぎ神の定めを。
限りある未来の輝きを守ってみせろ――
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