トニウル

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『おいウルリカ!ちょっと来い!!』 怒ったようにクラスメートたちとしゃべるウルリカを呼ぶトニ 「え!?あたし?」 『他に誰がいるんだよ…たく、いいから速く来い!!』 「は、はあーい💦」 … … ばあんっ!! と壁に叩きつける音がトニの部屋に響く 「つっーー!?」 『お前は何時までたっても分かってねーな?』 「なに?どーゆーこと…!?止めて!」 『他の奴としゃべるなっていったろ?あ?』 ぎりぎりとウルリカの髪の毛を引っ張り上げる。 「痛い!!痛いよ先生!!止めて!」 悲痛に顔を歪めて泣き叫ぶウルリカ「何で!何でこんなことするのよ!?」 『へらへらと何で他の奴の所に行くんだ…』 「え…?」 いきなりの寂しそうなトニの声に困惑するウルリカ 『俺の近くにいろ 俺だけを見ろ 俺のためだけにいろ…』 「先生…!?」 そして次の瞬間、彼は低く、静かにこういった。 『お前は俺の道具(性欲)なんだからな』
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