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「……」
「ブランカ、大丈夫だって。ロボの兄貴は必ず帰ってくるって」
「わ、分かってます…!あの人は必ず帰って来ます!」
「あ~ぁ、むきになっちゃってさ、お熱いこった」
「ラス、あまりからかうな。お前、ブランカに一度も喧嘩で勝ったことないだろ?」
「うっ…」
森の中の縄張りで、ロボの帰りを待つ仲間は四匹。白い雌狼・ブランカ、黒い雄狼・ラス、灰色の雄狼・ルグ、ルグと同じ灰色の雄狼・レイ。ブランカ以外の狼はロボの弟達だ
「ブランカ…」
「何ですか、ルグ?」
「兄さん帰ってきましたよ」
「えっ?」
「ただいま、ブランカ…」
ブランカが振り向くと、そこにはロボが立っていた
「ロボ~!」
ブランカは走り寄り、ロボの身体に自分を擦り付ける
「…心配かけてしまったようだな」
「違うよ、ラスがからかったからさ」
「えぇ!?俺のせいか?!」
「レイもラスもやめないか。…兄さん、食事の準備出来てますよ」
「分かった。ブランカ、行こう」
「はい!」
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