第三章 大切なもの

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「シートン…?聞いたことのない名前だな…」 「何でも、偉い動物学者で、ロボ兄さんを捕まえる為に来たらしいんだ」 「私を捕らえる…?…さしずめ、牛を奪われた恨みか…」 「どうする兄貴、この喧嘩、買うのか?」 するとロボは表情一つ変えず、こう言った 「無論だ。私達狼の力、人間共に見せる良い機会だ。私達は人間には屈することなく、この戦いに勝つ!」 ロボの眼には狼の誇りという光を纏っていた。ブランカはそんなロボを見て頼もしく、また少なからず不安を覚えた…
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