プロローグ

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「……ドカリ、……カリ、ヤ…………」 夢を見た。 僕の名前を呼ぶ夢を。 そこに景色などはなくただ背景は白。 周りを見渡してもそこには誰もいない。 一面真っ白な中でただ声だけが聞こえる。 疲れた。 寝てしまいたいのに僕を呼ぶ声が途絶えることはない……。 早く寝てしまってラクになりたいのに。 もう僕はボロボロ。 疲れたのだから寝てもいいだろう? 答えてくれよ――。 ――誰か。
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