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「……う、うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
男のは半狂乱になり、叫ぶ。
しかし――
ザシュッ!
男は、喉を切り裂かれた。
「ゴフッ……」
そして、男は吐血する。
「うるさいなあ。
人が死んだくらいで、ぎゃぁぎゃあ叫ぶなよ」
彼の喉を切り裂いたのは――怜だった。
いつの間にか、男の背後に回り込み、ダガーナイフ
で彼の喉を突き刺したのだ。
「寝てる人も居るだろうしさ、もう少し静かにしょうね。
わかった?」
ニッコリと笑いかけ楽しげにそう言った怜であったが、しかし、男はもう死んでいた。
「なんだ、もう死んじゃったのか……」
怜はつまらなそうに、そう呟くと、ナイフを乱暴に引き抜く。
力なく、男の躯が崩れ落ちた。
†
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