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「はい❗もちろんです‼
今度は真剣で殺り合いませんか?」
もしも、沖田に尻尾があれば物凄く振っているだろう、それほど嬉しそうだった。
「真剣……ですか。
僕は刀を扱えないので次は得意な武器で殺らせて貰います」
怜は不敵に微笑んだ。
「お前ら怖えよ……💧」
永倉が突っ込みを入れた。
「しっかしお前強いな。
今度、勝負してくれよっ!」
道場の端で試合を観戦していた原田が、二人に近づいて話しかける。
原田は土方にどっか行けと言われたので、ここに来たのだ。
現在、土方と近藤は、何やらこそこそと会話をしている。
怜と沖田は、近づいてきた原田を見た。
怜にしてみれば、きちんとと自己紹介されたわけではないので、その男の名前がうろ覚えだ。
名前は確かーー
「え~と、部屋隅(ヘヤズミ)さんだっけ?」
言って首を傾げる。
「「「…………………」」」
変な沈黙………
「ええぇぇぇっ❗
部屋隅って誰ぇぇぇ⁉
なんか常に部屋の隅にいそうな名前じゃんっ❗
暗いじゃんっ❗
俺、そんなんじゃねーよ‼」
大袈裟なぐらいに原田はリアクションが高かった。
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