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「み~☆沙都子はもっと素直になったほうがいいと思いますですよ?」
このいかにも猫みたいのは、古手梨花ちゃん。雛見沢の御三家・古手家の頭主でもある。
ひと月前の事件では、この梨花ちゃんがかなり奮闘した。信じられない話だが、梨花ちゃんはこの雛見沢を100年もループしてきた。
そしてやっと今幸せを掴むことができた。時折非常に大人びた感情を見せるときがあったから、納得できる。
「梨花ちゃんは今幸せか?まぁあれだけのことがあったら幸せだよな……」
「えぇ。幸せよ、100年の時を越えて、やっと惨劇を回避してみんなと一緒にこの6月を越えたことは幸せだわ。これ以上は望まないくらいね」
そうだ。オレ達は悪魔が用意した惨劇という名の脚本を喜劇に変えることができたんだ。
「にぱ~☆だから僕は今を精一杯生きます。もう二度と戻れないのだから…」
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