侵攻

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顔面に蹴り。続けざまに開いた首に肘を落とす。 兵士の身体は、絨毯のしかれた床に崩れ落ちる。 普通の人間なら完全にノックアウトだ。 だが奴は立ち上がり、意にも介さず襲い続けてくる。 目がイッてるよこの人……('A`) こっちも相手の攻撃全てをかわしきれるわけじゃない。 むしろこっちの体力には限界があるんだから、長い目で見ればこっちの方が劣勢だ。 払い、そこから人体の構造上、有り得ない体勢からの突き。 頬が切り裂かれる。 少しずつ、だが確実に兵士の攻撃は俺の命を削っていく。 ジリ貧だな…… 逃げちゃお☆
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