第二話『触手』

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「マダ……ダ」 呻き声を上げながら数本の触手で頭を持ち上げるクラゲ そんなクラゲに対しハルナはイヤらしく微笑んだ 「(うわ、あの釜きめぇ)」 と心の中で漏らすソル そんなソルに対しハルナはウィンクで返した ゆっくりと確かに少年は寒気を感じ ブルッと震える 「ナゼワタシガイキテイルカシリタイカ?」 クラゲの問いに本人は可愛らしいつもりで小首を傾げるハルナ ぶふっと胃酸を吐き出すクラゲ 「ワタシニハケツガナイカラダ!!ウーゲロゲロ」 堪えていたものを吐き出し 気持ち良くなったのかクラゲはニヤリと笑った 衝撃の設定無視発言に一同は固まった あるものはじゃあ私はクラゲの何を犯したんだ、と またあるものは じゃあ排泄とかどうするんだッッ、と 「フハハハハハハ!!サァ ワタシトバトルノハダレダ!」
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