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「説明がいるみたいね。いい?私たちみたいな普通の人じゃないやつはいくつかの組織に狙われているの。おもに教会と教団にね。こいつらは私たちみたいな種族のものを抹殺しようとしているの。ここ最近教会と教団が活発に動き出してほとんどの種族が危機に面しているの。吸血鬼はとくに狙われたわ。あなたの父、鬼島鬼平もヤツらに殺されたの。」
「俺の親父が?」
本当かどうかわからなかったがすごくショックを受けた。
自分は何も知らなかった。本当の両親のことを…
「敵はもうココへ集まりつつあるわ。さっきのは使徒の使い魔ね。使徒ってのは吸血鬼の一種なの。まぁ使徒と私たち純粋な吸血鬼は仲が悪いんだけどね。だからあなたの力が必要なのよ。お願い…力を貸して…鬼真」
さらにわけがわかんなくなっていた。俺に一体何ができるんだ…これからさっきみたいなヤツらが来て生き残れるのか?絶望だけが頭をよぎる。だがこのままにしてもさっきのヤツに殺されるのが落ちだろう。それに俺自身を知るために…
俺は決心した。
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