第三章~殺人鬼~

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翌朝…二ノ宮の家は警察が調査にはいっていた、あの公園にも警察が来ていた。ニュースや新聞には連続殺人事件と大騒ぎだった。 昨日だけで10人…一つの街で人が殺された。   俺は朝まで警察署で事情聴取をうけていた。 ようやく解放された俺は学校へは行かず街をプラついていた。 大事な家族を失って意識がポーっとして学校に行くどころではなかった。   なぜ俺ではなく家族が殺されなきゃならないんだ…もしかしたら俺の大事な人も殺しの対象かもしれない、そうなれば学校には行けない。   今は何も考えたくない。 俺は駅の近くの小さな公園のベンチに横たわり寝ることにした。   もう俺の日常は帰ってこないだろう………   疲れているせいか瞼を閉じるとすぐに眠りに落ちた。
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