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ある日、寛次郎に一本の電話が入る
「あー、もしもし………
んーと、どちら様だっけか?」
ダルそうに携帯電話のコールボタンを押してトラックの中で話す。
『あ、もしもし
寛兄様?
やったんですよ!
遂にやりました』
電話の向こうは天宮優也。
モバゲーサバイバルの熱烈なファンの一人で、自分でも作品に挑戦している学生だ。
とりあえず、何をそんなに興奮しているのかサッパリだ
「ゆーき、とりあえず落ち着けや…💧
何をやったんだ?」
『モバゲーサバイバルの新作のアンケートです。
アンケートで何を題材にして新作製作するかのアンケートで、僕の案が採用されたんですよ』
「ほぉー。
んで、どんな案を出したんや?」
まぁ少し興味あるし、聞いとくか。
そんな感じで話を振る。
『ターミネーターです。
最近サラ・コナークロニクルズとかやったり、近々4作目公開だから、ここぞとばかりに応募してみました』
電話越しでも判るくらい喜んでんなこの飼い猫は…………
まったく、苦笑いが止まらねぇな。
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