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「ふ~ん……でさぁ~」
タカシは素っ気なく答えるとさっきのあの女の話題に戻り乳首がどうのこうの盛り上がっていた。
タカシに限らず“ジュン”もナオヤの話にイマイチ興味がないと言った感じだ。
(おいおい!オメーら目の前でこんなスゲーもん見せ付けられて何も感じねぇのか?)
俺の目にはナオヤが違う次元、俺達より一歩上の人間に映っていた。
ナオヤの余裕っつーか、態度が、
“お前ら小さい人間だな”
“飴玉貰って喜んでるガキか?”
“お前らはこんなモン買って貰えねぇだろ?”
って俺達を見下しているように見えたんだ。
たかが、女と打った、打ってないで盛り上がってる自分がちっぽけな存在に思えた瞬間…。
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