3180人が本棚に入れています
本棚に追加
あれから暫くしてナオヤの自慢話なんてとっくに忘れていた。
そんな時にナオヤが一人の男を連れて俺の家に来た。
男は見た感じ20代後半~30代前半。
いかにも「金持ってます」といった風貌だ。
後に“ヒモの神様”と呼ばれる男(Y君)である。
「ちわ、はじめまして」
俺は軽く挨拶をした。
男は表情も変えず、
「おお」
と一言だけ返した。
聞くと彼もまた俺達同様ニートであった。
しかし乗っている車はガキでも分かる最高級車ベンツ…。
危ない関係の人かも知れないので、俺は念のため彼の機嫌を損ねないよう用心しながら話す事にした。
最初のコメントを投稿しよう!