神様

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あれから暫くしてナオヤの自慢話なんてとっくに忘れていた。 そんな時にナオヤが一人の男を連れて俺の家に来た。 男は見た感じ20代後半~30代前半。 いかにも「金持ってます」といった風貌だ。 後に“ヒモの神様”と呼ばれる男(Y君)である。 「ちわ、はじめまして」 俺は軽く挨拶をした。 男は表情も変えず、 「おお」 と一言だけ返した。 聞くと彼もまた俺達同様ニートであった。 しかし乗っている車はガキでも分かる最高級車ベンツ…。 危ない関係の人かも知れないので、俺は念のため彼の機嫌を損ねないよう用心しながら話す事にした。
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