神様

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「いくつなんすか?」 「31」 「車カッケーっすね」 「ああ」 神様は無駄な言葉を一切発しない、何を聞いても一言しか返ってこなかった。 しかし31って言ったらウチのオヤジと5歳くらいしか変わらねえ…。 「そろそろ行きますか?」 突然ナオヤが会話に入ってきた。 「おお、乗れよ」 俺とナオヤは神様のベンツに乗り込んだ。 すげえ!すげえ!シートふかふかや! レザーの質感が一見座り心地悪そうに見えるが、いざ座ってみると身体を優しく包み込んでくれるような感じだ。 「ベンツすげえ!」
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