神様

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気付くと、俺達を乗せたベンツは飲み屋が建ち並ぶ繁華街に着いていた。 どうやらキャバクラへ行くらしい。 車をパーキングに停めて 歩いていると、そこそこ高級そうなキャバクラの前で立ち止まった。 「いらっしゃいませ!!ご指名の方は?」 ボーイに出迎えられ席へ案内された。 「女の子何人おる?」 「まだ時間早いんで少ないんですけど、マンツーでいけますよ」 「俺ァ何人おるか聞いとるんやろが!!」 神様が強い口調でキレ気味に言った。 「えっと…15人くらいですかね」 「ふ~ん、じゃあ全員指名で」 そう言い終えると、神様はけだるそうに煙草をくわえた。 かっけ~!!なんてスマートな遊び方をするんだ!この人は…。
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