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目が覚めたら自室。
ああ、なんだかデジャヴ‥なんてことを考えながら、おもむろにパソコンの電源を入れた。
本能が話しかけたのだ。
パソコンの中にきずぐすりがある、と。
「それにしてもこのパソコンの中に、どういう原理で道具を預けられるのか‥」
独り呟きながら一階に降りる。
なにやら話しかけてくる母を無視し外へ出た。
反抗期ってやつを思い知るが良い。
マサラタウンは狭い町、道行く人々も知った顔ばかり。会釈も返さず町を出ようとした、その時。
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