コラッタとラッタと萌えもん(鹿ver.)冒険記

ﾞかたいいしﾞを砕け

長かった‥

疲れ果てた体を引きずるようにして、ニビシティの萌えもんセンターへと向かう。ふと空を見上げると、沈んだ筈の太陽がまた顔を出していた。

｢やり遂げられたのは、お前らのおかげだな｣

PPも残り少ない鼠たちに話し掛ける。言葉が通じているかは甚だ疑問ではあるが、この際関係ない。
大事なのはハート‥、そうだろサトシ？

心地良い充足感に浸ってもいられない。
次なる目標はこのニビシティのジムリーダー、タケシの撃破だ。

大きく一歩を踏み出すと、その決意が足元から全身へ、伝播したように感じた。
負けるわけがない、
‥負けるわけにはいかない。