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それは遠い昔の話 だけれどつい数年前の話 その日、兄さんと家を出て父さんに助けを求めた。 父さんは悲痛の顔をした後に、僕の頭を撫でる。 「ごめん、な。」 その日、父さんも消えた 残ったのはこれから生活していくのには充分すぎるほどの大金。 あぁ、僕が消してしまったんだな、と理解した。 兄さんと二人で暮らし始めた
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