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僕がこの部屋を出るなんて滅多にない
けれど兄さんにはずっと笑っていてほしい、
だから生きてるよ、って伝えたくて伝えたくて。
言葉を発するのも嫌なのに何故か歌だけは唄えた。
部屋の外から啜り泣く兄さんの籠もった声が自分にまで聞こえる
ずっとずっと
ごめん、ごめんな
ありがとうな
こんな兄さんでごめんな
と低い兄さんの声
兄さん、あなたは光
だから僕はあなたに会ってしまえば眩しすぎて消えてしまう
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