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「滝川、あのね、私彼のこと信じてたのに他の人と浮気してたんだよ。私みたいな家柄はめんどくさいって。」
泣きながらやっとのことで凜は話す。滝川は何も言わずに話を聞いてあげる。
「滝川の言うこと守ってればよかった...」
凜は滝川の腕に抱きついて泣いた。
滝川は泣きやむまでそばにいてあげた。
「お嬢様、お嬢様自身が悪いのではありません。しかし、お嬢様にも責任はございます。間違えは失敗とは違います。頑張らなくていいのです。」滝川が優しく語る。
「過去には戻れないのですから、これからそのような男に惑わされないような人にならなくてはいけません。」
凜はうなずいて初めて滝川にありがとうと言った。
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