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またも凜を悲しみに包んだのは父が汚職に関与していたことだった。
テレビを見ていると「天使議員は裏金を動かす最高機関だった。」とか「脅しの神様。」などとニュースでやっていた。
凜はびっくりして近くにいた滝川に聞いた。
「滝川、あれって本当なの?」
滝川はびっくりして少し戸惑った反応をしていたけれど「残念ながら本当です。」そう言って凜にジュースを出した。
「お嬢様、驚かないで聞いてください。天使議員が汚職に関与されていたのはずいぶん前からのことなんです。」
「じゃあ滝川、秘書なんてやめればよかったのに。」凜にとっては滝川の心理が理解できなかった。
「お嬢様をお守りしたかったからです。」
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