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それから数日たったある日...
「天使議員逮捕」ニュースにそう出ていた。
ソファーに寝ていた滝川を起こしてテレビを指さした。
「お父さんが...」
凜がわっと泣きだした。滝川はそんな凜を抱き締めて「泣かないでください...お嬢様。」
「滝川も危ないよ、秘書やめなよ。」
凜は泣きながらそう言った。
「私が秘書をやめない理由をご存じないんですか?」滝川がめずらしく真剣な顔をして言った。
「わかんないよ。」
凜はそう怒鳴るように言うと滝川は...
「お嬢様を愛しているからです。」
えっ?
滝川が?
私を?
そんなふうに凜は思ったのだろう...
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