告白...

2/2
前へ
/30ページ
次へ
「ずっとお嬢様を想っていました。」 滝川のそんな告白に凜は「私あんなにいじめてきたのに?」そう聞いた。 「愛しているから苦ではありませんでした。」 「どうして今まで黙ってたの?」 凜はそう聞いた。 「言えなかったのです。お嬢様でしたから、でも今は違います。もう我慢はしません。」 滝川はそう言った。 「お嬢様やめてよ、凜でいいから。」 凜のその言葉に滝川は笑顔でうなずいた。 凜ははっきり返事はしなかったけれど滝川に凜の気持ちは通じた。 凜にとって今は滝川だけだった。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加