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家に帰れば凜は秘書の滝川をいじめる生活ばかりしている。
「あんたうっとうしいのよ。」
滝川はそのたび悲しい顔をする。
「お嬢様...」
滝川は27歳。凜より10個も年上なのになぜか子供っぽいところがある。
「あんた5ヶ国語をしゃべれるのよね?」
凜が滝川に聞くと彼は「えぇ、お嬢様。何か困ったことでもございましたか?」そう聞いた。
「それならうちの秘書なんてやってないで出ていったら?」
こんな凜の態度は日常茶飯事だったのだ。
滝川はそのたびに傷ついている。
彼は凜が8歳の時から秘書をやっていて凜の世話をしてきたのだった。
凜のしつけはもちろんその他すべて父親ができないことなど...
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