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蒼々とした空に白く光り輝く日光が目にしみる。
今日も涼しげな風が僕の頬を撫でるように通り過ぎた。
時刻は正午を丁度廻った頃だろうか。
光り輝く太陽が頭上にいる。
気持ちいい風が吹いてきた。
「ふわぁ~……」
僕は一度大きな欠伸を漏らしながら両腕を上げて背筋を伸ばす。
眩しい程の日光を避けるためいた木陰から僕は足を踏み出した。
目下には住宅街がある。
僕はそこへ向けて丘から住宅街へと続く階段を降った。
目指す場所はもう決まっている。
僕がこの世で一番憎く嫌いなアイツの場所だ。
今日という日は絶対に逆らわせない。
アイツに……大っ嫌いなアイツに今日は地獄をみせなければならないのだから。
僕は一人不気味に含み笑いを堪えながら目的の場所へと一歩ずつ近づいて行った。
今日という記念の日を忘れないように………。
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