現実

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今日も、ひたすら歩き続けたが、まったく食糧が手に入らなかった。 太陽が沈むのに合わせ、家路に着く。 家といっても雨風が凌げるだけのただの洞穴だが。 そんな場所で夜を明かす。 これだけで一日が終わる。そして日が昇る頃にはまた同じ様な一日が始まる。 毎日これの繰り返し。 これが俺達『リア族』のあっけない生涯、そして現実だ。
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