第一章・発生

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「おい、なんだその部屋の荷物は」 「あ、あぁ。武器さ」 「はぁ。そういえば川原、お前確か仮出所中だよな?」 「あぁ、まぁ」 「気をつけろよ? お前、四課長に目付けられてるからな」 「じょ、冗談じゃねえ。なんで俺が…」 「さぁな。ま、とにかく気をつけろ。 俺はこれで帰る。じゃあな」 葛西は帰っていった。藤原たちはまた個室に戻り、武器を物色しだした。 「俺にも拳銃を」 「はいよ、20万だ」 高崎はガバメントを手に入れた。残金は10万。高崎は残りの金を食糧に回すことにした。 「一番高いのって何?」 「ん?あぁ、これさ」 川原が指をさしたのは、重厚な造りの鎧だった。 「これは…武器じゃなくて防具だろ…」 「ははは…まぁまぁ。こいつは100万だ」 「買いたくないな…」 「ならこっちはどうだ? 知り合いの軍人から裏ルートで手に入れた機関銃だ。これも100万でどうだ?」 「さっきの鎧よりこっちの方が断然いいな」 「買うか?」 「よし、買おう」 「決まりだ」 山本は機関銃を手に入れた。 「こいつはMP5A4。アメリカ軍が使っている短機関銃だ」 「ひゅう。こいつはいい」 「大事に使いな」
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