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隊員たちのM4が激しく火を吹いて、5.56mm弾を化け物に叩きつける。
奇襲攻撃に驚いたのか、化け物たちは逃げだそうとした。
「無駄だ!」
アルバート中佐が逃亡ルートの前に立ちはだかり、二本の刀を構えた。
「隊長の血の剣舞が…」
「化け物もこれでおしまいだ」
4匹の化け物たちは、アルバート中佐の方へ突進する。
「終わりだ…」
彼は小さく呟くと、目にも留まらぬ速さで刀を振った。
化け物たちが一瞬で細切れになる。もはや原型を留めているものは居なかった。
「中佐!」
「どうした?」
「生存者のようです」
「な、なんだと!?」
彼らは暗闇の片隅にうずくまる1人の少女を見つけた。手には拳銃が握られている。
「君!大丈夫か?」
「だ…誰?」
「俺たちは海兵隊だ!君たち一般人を助けに来た」
「そう…」
「とにかく、君を保護する」
「その拳銃は?」
「これ?これは…お巡りさんから奪った。
あいつらが…私の大事な人を殺した時…何もしなかった無能な警官から奪ったの!」
「そうか…それは辛かっただろう。とにかくそれは渡してもらおう」
少女はすんなり拳銃をこちらに渡した。英語も少しは通じるようで、軽い自己紹介をしてくれた。
名は真田彩香、学生。どうやら付き合っていた男性が奴らに喰われ、そいつの頭を拳銃で吹っ飛ばしたらしい。
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