恋の種

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『あ!そうそう。 今日はカズと一緒にお買い物に行こうと思って来たんだよ~。』 『ホント?!行きたい行きたい!』 『じゃあ、すぐ用意するからちょっと待ってて!』 10分後…… 2人は出掛けた。 和広は千賀代の手を握り締めると近くのバス停へと向かった。 バスへ乗り込み、 揺られること40分 ショッピングモールへと到着。服や靴を買い、和広は千賀代の顔を見上げて言った。 『ちぃちゃん、お腹空いたね~』 千賀代は笑って、 『そーだね。そろそろお昼にしよっか』 『うん!ボク、ハンバーガー食べたい』 千賀代はにっこり笑って、 『オッケー。んじゃ、ハンバーガー食べよっか!』 和広の手を繋いだまま、近くのファーストフード店へと向かった。 店内はお昼時ということもあって賑わっている。 注文を済ませ、出来上がったハンバーガーを持って席へ行くと、 向かいあって座る。 『いただきま~す。』 お腹が空いていたせいもあって、大きく口を開けてかぶりつく。 『あのね、カズ…。』 おもむろに千賀代が口を開く。 『ん?なぁに? 』 和広は不思議そうな顔をしながらハンバーガーを頬張る。
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