Prologue

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──時は過ぎ、人類が栄え始めたある時、自分たちの中にある異能の力の封印を知ると、人はその能力を取り戻そうと必死になった。 それは……    姿を変え──     形を変え──     ──人々の力となった。 それらは、後に魔法、錬金術、超能力と呼ばれるようになると、それらの力を使役するものが、世界を繁栄させていった。 しかし、力による繁栄にも限界がある。 元は、封印されていた力の残りカスの様なもの…… 限界が来る事は、もう必然だった。 その力の代わりに生まれた科学は、文明の発展から、能力の育成まで力を伸ばすこととなった。  文明の発展には、犠牲がつきもの。 一つだった人の文明は、次第に3つに別れ、戦争を起こすようになった。 刈り取られる森林、燃え上がる村──── 文明は、互いにすれ違い、それによって争いは、止めどなく起きた。 汚らわしく、醜態をさらす人のそれらは、次第に大きくなった。
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