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「おい! そこの阿呆ども」
「誰が世界一の馬鹿だ! 世界が俺についてきてないだけだッ!!」
「誰が引退間近のボケジジィか! 生憎生涯現役でいくからのぅ!!」
「そこまで言ってねぇし……」
余計に火が付いてしまった。
藪蛇とはこのことか!
「みんなうるさい……! 本が読めないの……!」
ティアの一言に周囲は静まり返る。
身動き一つ許されないような、冷汗がだらりと額から流れる。
「「「…………」」」
「あー、その、騒がしくしてしまってすまんかったの。
皆席についてくれんか。
……と言っても、座ってないのはわしらだけか、シン」
「あ、あぁ」
いそいそと二人は座り、歯切れ悪く話し始める。
「あー、うむ。皆に集まってもらったのは特待生の件についてじゃ。
えー、ここにおる、
シン=アハトナ、
イェル=ハーティス、
ティアナ=フィリック
以上の三名には特待生として我が学園にきてもらいたい」
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