第二章

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  「……説明は以上じゃ。 何か質問は? 無いようなら解散じゃが」 「ふむ、お主らにはもう寮に部屋が用意してあるからの。 それから……、おぉ忘れておった。特待生にはこれを渡す決まりでの」 差し出した掌にはシンプルに、しかし高貴に装飾されたリングがのっていた。 「ジジィ、これつけなくちゃダメなのか?」 「別につけなくても良いが、特待生と証明するにはそれが必要じゃ。 無くさずに持っておれば良い」 それぞれ一つずつとって、 イェルとティアはポケットにシンは指にはめた。  
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