221人が本棚に入れています
本棚に追加
「……説明は以上じゃ。
何か質問は? 無いようなら解散じゃが」
「ふむ、お主らにはもう寮に部屋が用意してあるからの。
それから……、おぉ忘れておった。特待生にはこれを渡す決まりでの」
差し出した掌にはシンプルに、しかし高貴に装飾されたリングがのっていた。
「ジジィ、これつけなくちゃダメなのか?」
「別につけなくても良いが、特待生と証明するにはそれが必要じゃ。
無くさずに持っておれば良い」
それぞれ一つずつとって、
イェルとティアはポケットにシンは指にはめた。
最初のコメントを投稿しよう!