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* * *
「じゃあまたすぐに学園に戻っちゃうのね?」
久しぶりの家族での夕食の席。
ミストはイェルの話を聞いてそう答えた。
「あぁ、色々用意する必要もあるし」
「マスター、私はどうすれば良いですか?」
「レストは、今まで通りで。
ただ、俺の使い魔として学園で戦ってもらうこともあるかもしれん」
「私が行って大丈夫ですか?」
「まぁ、そのことについては後で説明するよ」
コクリと頷くレスト。
対してミストはどこか寂しそうである。
「ミスト姉、どうした?」
「んー? 寂しくなっちゃうなーと思って」
微笑み、軽い調子で言う。
賑やかな雰囲気からしんみりと……
「……弄る子がいなくなっちゃう」
台無しだ、このヤロウ
「「……」」
「あれ、二人ともどうしたの?」
コイツはそういう奴だった、と今更ながら思うイェルとレストであった。
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