第三章

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  「あいよ。話はミルに任せるから、よろしくー」 「はぁ、予想はしてましたけど……。では、お邪魔いたします」 ミルを先頭に、その後ろをカシスが、 そして二人が入った後黒は後ろ手に扉を閉めながら中に入った。 * * * 家に入ってすぐのところには、テーブルと椅子が置かれており、 その内の二つにはすでに人が座っていた。 空いている二つ並んだ席に座る白たち。 ちょうど向かいにはミストとイェルが座っており、 その中間の後ろには黒が位置取り、白の挙動を一つ一つ見つめている。 「お待たせして申し訳ありませんでした、私がミスト=ハーティスです。 それで、反政府軍[アトロポス]の方々がどのような御用件でこんなところにわざわざ?」  
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