秋雨と神様

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…………………… …ん、ここは…? 「ようやく起きたか青年よ」 目覚めた俺の前にいるのは…変なおじいさん? 「だれが変じゃ!!」 心読まれた!? 「ワシは人間でいうとこの神様じゃわい!」 神様…マジで!? 「ここは天界…なぜ青年がここに呼ばれたか今から説明しよう」 …………… 「ことの始まりは魔界にいる魔王との争いのせいじゃった」 魔王て… 「やつは根っからの猫派だった しかしワシは断然犬派だった」 …………… 「やつとワシは動物の話が出る度に言い争っていた」 ………なんかおかしくね? 「しかし、この前ついに魔王が禁断のアイテムを創り出したのじゃ!!」 ……無視か 「アイテムの名は【猫魂】(ネコだまし)」 ……うまいっとか思ってんじゃねーだろーな? 「ゴホッゴホッ!!それは装着者をネコにしてしまう恐ろしいアイテムじゃった」 …ある意味な 「危険と判断したワシは魔王にネコの写真を見せ一瞬の隙をつき、それを奪った しかし、奪われたことに気付いた魔王は取りかえそうと乱闘になり気付いたらアイテムは人間界に落ちてしまったのじゃ そして……」 拾ったのが俺だったと… 「そゆことじゃ!」 怒る気さえ無くしたわ…
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