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自宅マンション―――――
マンションに戻ると、すでに聖がいた。
聖「おかえり」
「ただいま。待った?」
聖「いや、そんなに待ってないぞ。もっとゆっくりしてきてよかったのに?」
「いいよ。それに、聖夜が帰ってきてて、なんかうるさかったし…」
そう言って、聖の隣に腰を下ろすと、急に聖が腰を抱いてきた。
「どうしたの?」
聖「ん?なんとなく。二人で無事に帰国できてよかったと思って」
「そうだね。なんかそんなに長くいたわけでもないのに向こうではいろいろあったもんね…心配かけてごめんね?」
聖「別に玲奈が謝ることじゃないだろ?お前がトラブルを望んでるわけじゃないんだし」
「まぁね…どうもうちはトラブルに巻き込まれやすい家系みたい。昔から」
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