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聖「いいから。もう決定だ」
そう言うと、聖は自分のスケジュール帳に予定を書き入れた。
書き終わると、私をじっと見つめてくる。
しかも何か悲しそうな顔で。
仕方なく私が自分のスケジュール帳に予定を書き込むと、聖は満足したように笑顔を見せた。
そんな聖がなんだか可愛くて、とても愛おしく思えた。
それから、私たちは久しぶりの日本でに夕食を楽しんだ。
聖「なぁ、玲奈は結婚はいつ頃がいいって思う?」
夕食の後片付けを済ませてリビングに戻った私に、聖が聞いてきた。
突然のことで、一体何が言いたいのか分からない。
「いきなりどうしたの?何が言いたいの?」
聖「いや…玲奈はまだ若いし、あんまり早く結婚するのは嫌なんじゃないのかな…と思って…」
なんだか自信なさげに、いつもより小さな声で語りかけてくる聖に私は内心呆れた。
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