1話「きっかけ」

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彩「よしっ、三彦飯食ってけ。今日は引っ越しそばだ!」 三「まじっ!彩って料理できんの!?」 彩「できるぞ!オレは、料理と裁縫と編み物と掃除が得意だ」 三「お前女みてーだなぁ」 三彦は、少し呆れた顔をした。 彩「悪ぃかよ」 三「いやぁ、ぜんぜん」 そんな話をしているうちに部屋の整理も終りオレは、飯を作り始めた。 彩「三彦は、座ってていいからな」 三「ああ、オレは、料理あまりしないからな。これからは彩に作ってもらおうかな?」 彩「作ってやってもいいけど、食費出せよ~…いたっ」 三「どうした!?」 三彦が慌てて走ってきた。 彩「ちょっと指切っただけだよ」 三「見せて」 三彦が静かに言ったので、オレは手を見せてやった。 彩「たいしたことっ…!」 オレが言いかけたとき、三彦がオレの指を咥えてきた。
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