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三「痛いか?」
すごく心配そうな顔をして三彦が聞いてきた。
彩「少し痛いけど、絆創膏貼れば大丈夫だよ。つーかそろそろ離せよ」
いつまでもオレの指を咥えて三彦に言った。
三「あっ、スマンッ!」
三彦は、慌てて指を離した。
慌てっぱなしだな。
その後出来上がったそばを2人ですすり、中学の話なんかをしていると時刻は、9時を過ぎていた。
彩「もうこんな時間かぁ、明日早いしそろそろ…?」
三「……」
三彦は、急に黙りこんでしまった。
彩「三彦?どうかした?」
三「帰りたくない」
三彦は、うつむいたままいった。
彩「えっ?どうして?」
三「オレは、ずっと彩と一緒にいたい」
彩「みっ、三彦?」
三彦は、顔をあげまっすぐオレを見て言った。
三「オレ…彩のことが…、好き…だ」
彩「はっ?」
オレは、目を点にして聞きかえした。
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