1話「きっかけ」

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けど、オレも三彦もまだであったばっかりだろ?だから…“親友から”始めないか?」 三「彩…」 三彦は、下をむいて少しのあいだ沈黙した。 そしていきなり抱き付いてきた。 三「オレのこと嫌いにならないの?」 彩「あたり前じゃんオレそういう偏見ないし」 三「ありがとう…うぅ」 三彦は、嗚咽を漏らしながら言った。 三「ヒック…彩、これからよろしくなぁ」 彩「ああ、よろしく」 しかし、オレはこの時こんな優しくしたことを少しだけ、少しだけ後悔することなるなんて、この時は、まだ微塵も思っていなかった。
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