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とある、ある日の僕。
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なんだか、そんな気分なんだよ
サイダーにブラウニーを浸したような。
緩く崩れて濁ってく、
1+1は美味しくないんだ‥‥‥
天井に、長いため息を吐いた僕。
隣で ソーサルチアが、何か言いたげに笑ってる
だけど、今日は言わせてあげないんだ
だって、ブラウニーがサイダーでふやけたから。
携帯を開いた
コロコロと手当たり次第、目に留まったブログを読み始める
ノック無しで、誰かの部屋に入るような、
それも一瞬で飛べる ドコデモドアが僕にとっての『 逃避 』を手助けしてくれた
もう何十件を見て回っただろうか‥‥‥
一件のブログで眼球が硬直した
驚いた ‥‥‥‥と言っても、ギャグ漫画みたいに大袈裟なフリはしてないけれど。
僕の毎日が、彼の生活として記されていたんだ
ただ、ひとつ違ったのは 僕が自分のブログには書かないような事柄を掲載している
‥‥‥‥うん。
10秒間の沈黙の後、ブログに返事をしてみた
隣に居たはずのソーサルチアは、いつの間にか消えている
やっぱり、今日は ふやけたブラウニーだ。
なんか、投げやりになりそうだなって、ため息が再び漏れる
それでも、明日になったら このブログは無くなってる。そう思った
いや‥‥‥勘だけど そんな気がする
意味なく、そんな気がするんだから 多分確実さ。
もう寝てしまおう
携帯を閉じた。
丁度、睡魔がノックをし始めたところだったから
おやすみ。
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