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ライスが何かに気がついたように言った。
「秘密の入り口はどうだ?ビッツだけが知ってるあの入り口だよ。誰かがひそかにそれが何処にあるか知ってたとしたら?そこからなら外に出れるかもしれない?」
レオンが話しだした。
「確かに秘密の入り口からなら外に出れるな。逆に言えば外から小屋の中にも入れるって事になるなトンプソン」
トンプソンは驚いたように言った。
「おいおい!ふざけるな!俺よりあやしい奴は他にいるだろうが。
スターだってライスだってレオン、お前だってあやしい!
そもそもレオンは警察に詳しすぎるし、銃の扱いにもたけてる。
あんたいったい何者だ?」
レオンは冷静に言った。
「俺が何者かなんて関係ないじゃないか。今それを知っても何もないだろ」
ライスが言った。
「俺は是非しりたいね」
スターもそれに続いて言った。
「俺も聞きたいな。あんたは常に俺達と一定の距離とっていた。それはあんたが俺達を信用してなって事なんだろ?
だがな、俺だってあんたを信用してないんだ。何も知らない相手の話しをすんなり信じると思うか?
そもそもビッツをやったのはあんたなんじゃないのか?」
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