集まった4人

3/4
66人が本棚に入れています
本棚に追加
/44ページ
「この中に必ず裏切り者がいる。今自ら名乗り出れば命までは奪わないでやる」 そう言ったのはライスと言う男だ。 ライスは裕福な家庭に育った。苦労する事なく育ったが、不幸な事故で両親をなくし、両親が経営していた会社も潰れてしまい、高校生だった彼は学費も払えないほどにお金がなくなってしまった。金の切れ目が縁の切れ目とはよく言ったもので、彼もお金がなくなると孤独の身となってしまった。 それからの彼は金に執着し、金のためならなんでもやる恐ろしい人物になってしまったのだった。 「何を偉そうに!ビッツをやったのは本当はお前なんじゃないのか?」 ひねくれたようにライスにそう言ったのはスターだった。 スターは本名は誰もしらない。彼は自分で自分をスターと言っているのだ。だが本名が別にあるのは誰でも知っていた。 彼は元は軍隊にいた。だが上官を半殺しにしてしまいジョタイになったのだった。
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!